同志社大学 神学部・神学研究科
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神学部神学科
神学部神学科について
神学部について
神学部は、牧師を養成するだけの特殊な学部ではありません。宗教を客観的にとらえることは人間、歴史、文化を広く深く理解することにつながります。とりわけテロや戦争なども含めて現代の世界情勢を理解するためには、ユダヤ教、キリスト教、イスラームの3つの一神教理解が不可欠。多様な価値観が対立する現代世界において文明が共存できる知恵を宗教から探ります。
3つの特色
特色 1 3つの一神教とその世界について学ぶ
中東生まれのユダヤ教、キリスト教、イスラームを信仰する人々は合わせて世界人口の55%に達します。これら3つの一神教とその世界を広く深く学ぶことで、宗教を背景にした文化摩擦や文明の対立について理解し、それらを克服していくための「共存への道」を探ります。
特色 2 自由な学びの環境―仏教まで拡がる多角的な視点で宗教を研究
神学部では必修科目よりも選択科目の比率を高めているので、自分の興味や関心に応じて自由にカリキュラムを組み立てていくことができます。ヘブライ語やアラビア語など、3つの一神教世界に関する語学力を高めることもできます。また京都ならではの地の利を生かし、コンソーシアムなどの単位互換制度で仏教系大学の科目も履修でき、より多角的な視点から宗教研究を深めていくことができます。
特色 3 幅広い学びから多様な進路が開ける
宗教を学ぶことは、自分を見つめることにつながり、そこから自分らしいキャリアへの展望が開けていきます。卒業生は、社会福祉やキリスト教のスペシャリスト、公務員をはじめ、一神教が生まれた中東地域に関する専門的な知識を生かしてグローバル企業や、NGO、国際機関などさまざまな分野で活躍しています。
TOPICS 現地視察と学術交流「CISMOR(シスモア)夏期研修プログラム」
一神教学際研究センター(CISMOR)では海外での夏期研修プログラムがあり、これまでにアメリカ、マレーシア、イスラエル、シリアで研修を行いました。神学研究科大学院生が中心のプログラムですが、意欲ある学部生も多数参加しています。現地を視察して最新の状況を知ると同時に、大学や研究施設などとの交流、関係者の講義などを通して、語学力を磨き、キリスト教、ユダヤ教、イスラームへの理解を深め、文明間対話の担い手としての大きな一歩を踏み出します。

自由に視聴できる授業コンテンツ「神学部オープンコース」
神学部オープンコースは、誰もが自由に視聴できる授業コンテンツです。実際の授業を撮影
し、動画として配信。授業で配付する資料はPDFファイルで提供します。神学部の教育内容
の一端を知る機会としてご利用ください。なお、著作権の関係上、授業で用いられたビデオ
映像などはカットされていることがあります。ご了承ください。
http://www.d-theo.jp/opencource/
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学びのポイント
国際情勢を読み解く鍵、「宗教」を学ぶ
緊迫した国際情勢を正しくとらえるためには、宗教についての理解が不可欠です。それは、2001年9月11日に起きた同時多発テロ以降の世界の動きを見れば明らかでしょう。また、世界中で起こる民族問題、経済問題、さらにはビジネスの場面でも、多様な文化をバックグラウンドに持つ者が互いに理解し合うためには、宗教についての知識と教養が今後ますます重要となってきます。神学部は、ユダヤ教・キリスト教・イスラームという現代国際社会の動向に深く関わる3つの一神教を本格的に学べる世界有数の教育機関。幅広い教養に加えて、宗教に関する深い理解と知識を持ち、それらを総合的に駆使して国際社会のあらゆる局面で活躍する人材を育成します。
大学院進学、一般企業、公務員、海外留学…など、多彩な進路
同志社大学神学部は、特定宗派の牧師を養成するための教育機関ではありません。学生はクリスチャンである必要はなく、興味のある他学部科目を系統だてて履修することはもちろん、インターネットなどの多様なメディアを使いこなせる高度なスキルも養えます。
伝統的に、神学部で学ぶ学生は個性も進路も多種多様。政治、経済、芸術、数学、ITなど、さまざまな対象に興味を持つ学生が在籍しており、卒業生の7〜8割が一般企業へ就職し、各方面で活躍しています。神学部には、新島襄がめざした「学生を信頼して、学生の自由を最大限に認める自由教育」の伝統が脈々と受け継がれているのです。
「生命」の諸問題へもアプローチ
西欧の歴史をひもとくと、キリスト教神学は非常に古典的であると同時に、社会的な必要に応じて常に新しい知の枠組みを提供してきた学問だということがわかります。たとえば、西欧の文学、音楽、心理学は、神学をベースとして発展した学問。キリスト教についての理解が根底になければ、真の理解はできないでしょう。現代においても「『いのち』とは一体何なのか」という問いに対する答えは単純ではありません。いわゆる生命倫理の問題、さらにはターミナルケアや環境破壊などの問題についても、科学や医学からだけではなく、人間の精神性に基づいたアプローチが求められます。深く人間を見つめながら、現代社会が抱える諸問題へも独自の視点を提供していきます。
TOPICS 将来の目標に
連動した学習計画
他学部科目を含む多彩な科目の中から、自由にカリキュラムが組めるのが神学部の特徴。将来の目標に連動した学習計画を立てることが可能です。たとえば、企業への就職を目指す学生なら、神学部科目で宗教についての知識を身につけた後、希望職種に関連する他学部科目を集中的に受講することができます。カウンセラーや牧師を目指す学生なら、神学の各科目をバランス良く履修して幅広い知識を身につけた上で、大学院進学の準備をするのもよいでしょう。教員志望者は、計画的に他学部科目を履修すれば、宗教科に加えて他教科の免許状も取得可能です。目標を早く定めることができれば、将来に向けて有意義な大学生活を過ごすことができます。

神学部神学科の教育研究目的・人材養成目的――学士課程の場合――

教育研究目的

本学部学科は、創立者・新島襄が掲げた建学の精神である「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」に基づいて神学の教育研究を行い、「良心を手腕に運用する人物」の育成を目的としている。
本学部学科は2003年度から、従来のキリスト教研究にイスラーム研究とユダヤ教研究を加えることにより、研究教育の対象を中東生まれの3つの一神教に拡大した。これは、2001年の「9.11」以降、一神教の理解なくして世界を適切に把握するのは不可能であることが明らかになったからである。これら3つの一神教とその世界を学ぶことを通じて、人間・歴史・文化・社会を広く深く理解し、文明の共存に貢献することを目指している。

人材養成目的

本学部学科は、人類が作り上げ蓄積してきた、生きるための知恵である宗教を学問的に研究することを通じて、広く深い人間理解と知的洞察力を身に付けた教養人の養成を目指している。具体的には以下のものが挙げられる。
1. キリスト教牧師、キリスト教主義学校教員、社会事業家など、キリスト教関連のスペシャリスト
2. 文明の共存のために、政府機関、国際機関、NGOなどで働くスペシャリスト
3. 宗教に関する知識を持ったスペシャリストとして、一般企業で活躍が期待される職業人

 

神学部神学科ディプロマ・ポリシー

(知識)宗教、とりわけキリスト教、イスラーム、ユダヤ教という中東生まれの3つの一神教とその世界に関する諸問題を、人間・言語・歴史・文化・社会に対する包括的・多角的・学際的な研究をとおして理解できるようになる。

(態度)宗教、とりわけキリスト教、イスラーム、ユダヤ教という中東生まれの3つの一神教とその世界に関する諸問題を積極的に発見し、その適正な解決方策を学問的に探究できるようになる。

(技能)宗教、とりわけキリスト教、イスラーム、ユダヤ教という中東生まれの3つの一神教とその世界に関する諸問題を発見・解決するために必要な知的洞察力や学問的方法論や語学力を運用できるようになる。

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